都心から車で約2時間 山中湖パノラマ台周辺 手軽な富士山絶景と高原散策日帰り費用
都心から手軽にアクセス、山中湖パノラマ台周辺で富士山の絶景と高原を満喫
週末に都市の喧騒を離れ、雄大な自然の中でリフレッシュしたいとお考えの方に、「週末ネイチャードライブ」では、都心から車で気軽に行ける自然満喫スポットをご紹介しています。今回は、山梨県の山中湖畔に位置するパノラマ台周辺エリアに注目します。
山中湖パノラマ台は、富士山と山中湖、そして南アルプスまでを一望できる屈指の絶景スポットです。周辺には広々とした草原が広がり、手軽な散策やピクニックを楽しむことができます。壮大な自然のパノラマは、日頃の疲れを忘れさせてくれるでしょう。
カーシェアやレンタカーを利用すれば、公共交通機関ではアクセスしにくい山中湖パノラマ台へもスムーズに到着できます。都心から約2時間という比較的短い移動時間で、日常とは全く異なる景色に出会える点が、このエリアを週末ネイチャードライブの目的地としておすすめする理由です。SNS映えする写真撮影スポットとしても人気が高く、思い出に残る一枚を撮影できることでしょう。
アクセス情報
山中湖パノラマ台周辺へは、車でのアクセスが最も便利です。
- 東京都心からのアクセス時間目安:
- 中央自動車道を利用し、河口湖ICを経由して一般道を進むルートが一般的です。都心からの所要時間は、交通状況によりますが、約1時間45分~2時間30分程度を見込んでください。週末午前中は中央道の下り線が渋滞しやすい傾向があります。
- 最寄りのインターチェンジ:
- 中央自動車道 河口湖IC
- 駐車場情報:
- 山中湖パノラマ台駐車場: パノラマ台のすぐ近くに整備されています。収容台数は限られており、特に休日や紅葉シーズン、天気の良い日中は混雑し、満車になることがあります。料金は無料です。
- 周辺の臨時駐車場等: 時期によっては臨時駐車場が設けられることもありますが、基本的にはパノラマ台駐車場の利用が中心となります。満車の場合は、少し離れた場所から歩くか、時間をずらして再訪する必要があるかもしれません。
- カーシェア/レンタカー利用者向け情報:
- 山中湖パノラマ台エリアは、公共交通機関のみでのアクセスが非常に困難な場所にあります。最寄りの鉄道駅(富士急行線 富士山駅、河口湖駅など)やバス停からパノラマ台へ直接アクセスする定期的な公共交通手段はほぼありません。そのため、カーシェアやレンタカーを利用することが、このスポットを訪れる唯一と言って良い現実的な手段となります。
- 都心主要駅周辺(新宿、東京など)には多くのカーシェアステーションやレンタカー店舗があります。そこから出発し、山中湖周辺で車両を返却する場合、富士山駅や河口湖駅周辺に一部店舗が見られますが、多くの場合、出発地の都心に戻って返却することになります。往復の時間を考慮して車両を予約することをおすすめします。
スポットの詳細
山中湖パノラマ台とその周辺エリアは、壮大な自然景観が最大の魅力です。
- 具体的な見どころ:
- パノラマ台からの展望: 眼下に広がる山中湖、そしてその向こうに聳え立つ富士山の姿は圧巻です。空気が澄んだ日には、遠方に南アルプスまで見渡せます。
- 周辺の草原と散策路: パノラマ台周辺には、なだらかな丘陵地帯に広がる草原があり、舗装された道路沿いや簡易な遊歩道を歩くことができます。広々とした空間で深呼吸し、自然を感じながらリラックスできます。
- 季節ごとの景観: 新緑の季節は青々とした草原と雪解けが進む富士山、夏は緑豊かな景色、秋は紅葉と冠雪が始まった富士山、冬は真っ白な雪景色と冠雪富士というように、四季折々で異なる美しい光景が楽しめます。
- 楽しめるアクティビティ:
- 絶景展望と写真撮影: パノラマ台からの景色を堪能し、記念撮影を行います。
- 高原散策: 周辺の草原をのんびりと歩き、風を感じながらリフレッシュします。
- ピクニック: 晴れた日には、レジャーシートを広げて簡単なピクニックを楽しむのも良いでしょう。
- 写真撮影におすすめの場所・SNS映えポイント:
- パノラマ台そのものからの展望は定番かつ最高の撮影ポイントです。特に、富士山の山頂付近に雲がかかっていない時間帯を狙うのがおすすめです。
- 周辺の草原の中を走る道路(県道730号線)は、「ふじやまロード」とも呼ばれ、道路と草原、その先に富士山という構図で絵になる写真を撮影できます。
- 朝焼けや夕焼けの時間帯は、空の色がドラマチックに変化し、幻想的な富士山を撮影できる可能性があります。ただし、早朝や日没後の運転には十分注意が必要です。
モデルコース/所要時間
カーシェア利用の時間料金を考慮し、効率的に楽しめる半日~1日程度のモデルコース案です。
- 【午前中出発・半日コース】
- 9:00 都心でカーシェア/レンタカー出発
- 11:00 山中湖パノラマ台到着、展望と散策(約1時間)
- 12:00 パノラマ台周辺を出発
- 12:30 山中湖畔で昼食(周辺には飲食店が点在、約1時間)
- 13:30 山中湖畔出発
- 15:00-16:00 都心へ戻り車両返却
- 所要時間目安:約6〜7時間(移動時間含む)
- 【終日コース】
- 9:00 都心でカーシェア/レンタカー出発
- 11:00 山中湖パノラマ台到着、展望と散策(約1時間)
- 12:00 パノラマ台周辺を出発
- 12:30 山中湖畔で昼食(約1時間)
- 13:30 山中湖畔の公園や湖畔の散策路を散策(例:山中湖交流プラザ きらら周辺など、約1時間半)
- 15:00 山中湖畔出発
- 17:00-18:00 都心へ戻り車両返却
- 所要時間目安:約8〜9時間(移動時間含む)
費用感
週末に山中湖パノラマ台周辺への日帰りドライブにかかるおおよその費用感です。
- カーシェア/レンタカー代:
- コンパクトカークラスを8時間利用した場合、時間料金と距離料金(例:100km走行)を含めて、約8,000円〜12,000円程度が目安となります。これに燃料代(ガソリン代、約100km走行で約1,000円〜2,000円程度)が加わります。合計で約9,000円〜14,000円程度を見込んでください。
- 高速道路料金:
- 都心から河口湖ICまでの往復で、ETC利用の場合、約5,000円〜7,000円程度です(利用区間や時間帯割引により変動)。
- 駐車場代:
- 山中湖パノラマ台駐車場は無料です。周辺施設や山中湖畔の駐車場は有料の場合があります(1回数百円〜)。
- その他かかる費用:
- 食事代:昼食代として1,000円〜2,000円程度。
- 合計費用目安:交通費(カーシェア/レンタカー代+高速料金)と昼食代を合わせると、1人あたり約7,500円〜11,500円程度(2名で車両費用を折半した場合)となります。
注意点
山中湖パノラマ台周辺を訪れる際に留意しておきたい点です。
- 訪れる時期による見どころの変化:
- 冬期(12月~3月頃)は積雪や路面凍結の可能性があります。特にパノラマ台へ上る道路は標高が高くなるため、冬用タイヤやチェーンの準備が必要になることがあります。事前に道路状況を確認してください。
- 紅葉の見頃は例年10月下旬~11月上旬頃です。この時期は非常に混雑します。
- 必要な服装や持ち物:
- パノラマ台周辺は標高が高いため、平地よりも気温が低く、風が強いことが多いです。夏でも羽織るものを用意すると良いでしょう。冬期はしっかりとした防寒対策が必要です。
- 散策をする場合は、歩きやすい靴が必須です。
- 日差しが強い日もあるため、帽子やサングラス、日焼け止めがあると便利です。
- 水分補給のための飲み物、簡単な軽食(ピクニックの場合)を持参することをおすすめします。
- 飲食施設・売店:
- パノラマ台そのものには飲食施設や売店はありません。自動販売機が設置されているのみです。食事は山中湖畔まで移動する必要があります。
- 混雑状況:
- 週末や長期休暇、紅葉シーズン、富士山の眺めが良い晴れた日中は非常に混雑し、駐車場待ちが発生することがあります。早朝に訪れると、混雑を避けられるだけでなく、美しい朝焼けの富士山を見られる可能性があります。
- 自然環境保護のためのマナー:
- 周辺は自然環境が守られている場所です。ゴミは必ず持ち帰り、植物を採取したり、野生動物に餌を与えたりしないようにしてください。指定された場所以外への立ち入りは控えましょう。
まとめ
山中湖パノラマ台周辺は、都心から車で約2時間とアクセスしやすく、富士山の壮大な絶景と広々とした高原での手軽な自然散策を楽しめる魅力的なスポットです。カーシェアやレンタカーを利用することで、公共交通機関では困難なアクセスも可能になり、週末の限られた時間でも十分に満喫できます。
この記事でご紹介したアクセス情報、モデルコース、費用感、注意点などを参考に、ぜひ次の週末は山中湖パノラマ台周辺へのネイチャードライブを計画してみてはいかがでしょうか。息をのむような美しい景色が、きっと心に残る思い出となるでしょう。