都心から車で約1時間 高尾山 手軽な自然散策と山頂展望週末費用
都心からアクセスしやすい山として知られる高尾山は、豊かな自然を手軽に満喫できる人気のスポットです。「週末ネイチャードライブ」でご紹介するのにふさわしい、車、特にカーシェアやレンタカーを利用して訪れるメリットが多くあります。公共交通機関でもアクセスは可能ですが、車を利用することで、道中の景観を楽しんだり、帰りに周辺の立ち寄りスポットに気軽に寄れたりといった自由度が増します。この記事では、高尾山をカーシェアで訪れる際に役立つアクセス情報、見どころ、モデルコース、そして気になる費用感について詳しくご案内します。
アクセス情報
高尾山へは、東京都心部から車でおおよそ1時間程度でアクセス可能です。主に中央自動車道を利用し、八王子ジャンクション(JCT)から圏央道に入り、高尾山インターチェンジ(IC)で降ります。高尾山ICからは数分で麓の駐車場に到着します。
駐車場について
高尾山周辺には複数の駐車場が点在しています。主要なものとして、高尾山麓の市営駐車場や民間の駐車場があります。収容台数はそれぞれ異なりますが、休日や行楽シーズンには大変混雑し、満車となることも少なくありません。駐車料金は時間制や1日料金など駐車場によって異なりますが、1日あたり1,000円~1,500円程度が目安となる場合が多く見られます。週末に訪れる際は、午前中の早い時間帯に到着することをおすすめします。
カーシェア/レンタカー利用者向け情報
カーシェアやレンタカーを利用する場合、東京都心部や多摩エリアの主要駅(新宿、渋谷、吉祥寺、立川、八王子など)周辺のカーシェアステーションやレンタカー店舗から車を借りてアクセスするのが一般的です。高尾駅周辺にも一部カーシェアステーションは存在しますが、スポットへ直行する場合は、出発地点からそのまま車でアクセスする方が効率的です。公共交通機関では複数の乗り換えが必要となる場合や、駅からスポットまでの移動が限られることがありますが、車であれば高尾山麓の駐車場までダイレクトにアクセスでき、時間を有効に使えます。返却は出発したステーションまたは店舗に戻る形になります。
スポットの詳細
高尾山は標高599メートルと比較的低い山ですが、多様な植物や野鳥が生息する豊かな自然が魅力です。様々な登山道や自然研究路があり、体力や興味に応じて様々な楽しみ方ができます。
見どころ
- 複数の登山コース: 1号路(表参道コース)、稲荷山コース、6号路(びわ滝コース)など、初心者向けからやや体力が必要なコースまで多彩です。1号路は舗装されており、薬王院への参道でもあり、売店や休憩所が多く立ち寄りやすいコースです。
- 高尾山薬王院: 山の中腹にある歴史ある寺院で、パワースポットとしても知られています。杉並木の中を進む参道は厳かな雰囲気があります。
- ケーブルカー・リフト: 麓から中腹までを結んでおり、手軽に標高を上げることができます。車窓やリフトからの眺めは解放感がありおすすめです。
- 山頂からの展望: 山頂からは、晴れていれば富士山や丹沢の山々、東京都心の高層ビル群まで見渡すことができます。特に冬の澄んだ空気の日には美しい富士山が望めます。
- 自然研究路: 山頂周辺にはいくつかの自然研究路があり、高尾山の自然をじっくり観察できます。
SNS映えするポイント
山頂からの雄大な景色はもちろん、薬王院の美しい伽藍や、ケーブルカー・リフトからの木々の眺め、季節ごとの花々(春の桜、夏の紫陽花、秋の紅葉など)も写真映えします。特に、山頂から富士山を背景にした一枚や、ケーブルカーの急勾配を捉えた写真はSNSでの注目を集めるでしょう。稲荷山コースからの展望もおすすめです。
モデルコース/所要時間
カーシェア利用の時間料金を考慮し、無理なく楽しめるモデルコースを提案します。
半日コース案(所要時間:約3〜4時間)
- 駐車場到着、車を駐車(30分)
- ケーブルカーまたはリフトで山腹へ移動(10分)
- 薬王院参拝(30分)
- 山頂へ移動、展望を楽しむ(45分)
- ケーブルカーまたはリフトで麓へ移動(10分)
- 駐車場へ移動、帰路へ(15分)
- 移動時間を含め、ランチや休憩時間を除く純粋な滞在時間の目安です。麓での食事などを加えるとプラス1〜2時間程度を見込むと良いでしょう。
1日コース案(所要時間:約5〜6時間)
- 駐車場到着、車を駐車(30分)
- 登山開始(例:稲荷山コースまたは6号路)(約1時間30分〜2時間)
- 山頂到着、展望と休憩(45分)
- 薬王院参拝(30分)
- 1号路を下山、ケーブルカー駅付近の売店などを散策(約45分〜1時間)
- ケーブルカーまたはリフトで麓へ移動(10分)
- 駐車場へ移動、帰路へ(15分)
- ハイキングコースの選択や休憩時間によって所要時間は変動します。体力に自信があれば、複数のコースを組み合わせることも可能です。
費用感
カーシェアまたはレンタカーを利用して週末に高尾山を訪れる場合の費用目安です。
- 交通費:
- カーシェア/レンタカー代: 6時間パックで約5,000円~8,000円程度(車種や会社による)。距離料金が加算される場合もあります。
- 高速道路料金: 都心(例: 新宿)から高尾山ICまで往復で約2,000円程度。
- ガソリン代: 往復で約100km程度の走行を想定し、燃費やガソリン価格によりますが、1,500円程度を見込むと良いでしょう。
- 交通費合計: おおよそ 8,500円~11,500円程度。
- 施設利用料:
- ケーブルカーまたはリフト往復: 大人 1,000円。
- 駐車場代: 1日あたり 1,000円~1,500円程度。
- その他: 食事代、お土産代、拝観料(薬王院の一部施設)など。
合計すると、1名あたりの最低費用(交通費を折半しない、食事・お土産なし、ケーブルカー利用)で10,500円~14,000円程度から。複数名で交通費を折半したり、食事を抑えたり、ハイキングのみでケーブルカーを利用しない場合は、費用を抑えることが可能です。
注意点
- 季節による注意: 高尾山は一年を通じて楽しめますが、春の新緑、秋の紅葉シーズンは特に混雑します。冬場は山頂付近で積雪や凍結の可能性があるため、滑り止めなどの装備が必要になる場合があります。事前に現地の状況を確認してください。
- 服装と持ち物: 動きやすく、温度調節しやすい服装が基本です。特にハイキングを楽しむ場合は、滑りにくい歩きやすい靴が必須です。夏場は虫除け、冬場は防寒具を忘れずに。水分補給のため飲み物も必ず携帯しましょう。レジャーシートがあると休憩時に便利です。
- 飲食施設: 山頂や薬王院周辺、ケーブルカー高尾山駅周辺、そして麓には多くの飲食店やお茶屋さんがあります。食事の心配はあまりありませんが、休日や混雑時には並ぶことを覚悟してください。
- 自然保護のためのマナー: 高尾山は豊かな自然が魅力です。指定された登山道や遊歩道を歩き、植物や生き物を傷つけないようにしましょう。ゴミは必ず持ち帰り、美しい自然環境の保全にご協力ください。
まとめ
都心から車で約1時間とアクセス抜群の高尾山は、手軽に日帰りまたは半日で自然を満喫できる素晴らしいスポットです。カーシェアやレンタカーを利用すれば、公共交通機関の時間を気にせず、自由なペースで高尾山の豊かな自然、歴史ある薬王院、そして山頂からの素晴らしい展望を楽しむことができます。多様なコースがあり、体力や目的に合わせてカスタマイズできるのも高尾山の魅力です。週末に少し自然に触れたいと感じたら、高尾山へのドライブを検討してみてはいかがでしょうか。この記事でご紹介した情報が、あなたの週末の計画にお役立てできれば幸いです。