都心から車で約1時間半 宮ヶ瀬湖 ダムと吊り橋を巡る手軽な週末ドライブ費用
都心から手軽にアクセスできる宮ヶ瀬湖の魅力
週末に自然を満喫したいけれど、遠出は難しい。そんな時に最適なのが、都心から車で約1時間半という好アクセスな宮ヶ瀬湖です。神奈川県北西部に位置するこの湖は、首都圏の水源である宮ヶ瀬ダムによって造られた人造湖でありながら、周囲の豊かな自然と調和した景観が魅力です。特に、迫力あるダムの景観、湖に架かる大きな吊り橋、そして整備された湖畔の散策路など、手軽に多様な自然体験ができる点が「週末ネイチャードライブ」におすすめです。カーシェアやレンタカーを利用して、半日〜1日あれば十分に満喫できるため、都市部にお住まいの皆様にとって、無理なく週末のリフレッシュを叶えることができるでしょう。
宮ヶ瀬湖への車でのアクセス情報
都心から宮ヶ瀬湖へは、主に以下のルートでアクセスできます。
- 首都高速道路・東名高速道路経由: 都心から東名高速道路に入り、厚木ICまたは圏央道の海老名JCTを経由し圏央道へ。圏央道相模原愛川ICまたは相模原ICが最寄りインターチェンジとなります。相模原愛川ICからは約20分、相模原ICからは約30分程度で湖畔エリアに到着します。所要時間の目安は、都心部から高速道路を利用して約1時間半程度です。
- 中央自動車道経由: 都心から中央自動車道に入り、高尾山ICまたは八王子JCTを経由し圏央道へ。圏央道相模原ICが最寄りインターチェンジです。相模原ICからは約30分程度で湖畔エリアに到着します。こちらも所要時間の目安は、都心部から高速道路を利用して約1時間半程度です。
カーシェアやレンタカーを利用する場合、新宿駅や東京駅といった主要ターミナル駅周辺や、厚木駅、橋本駅といった現地に近い駅前などに多くのステーションや店舗があります。これらの拠点から宮ヶ瀬湖までは、公共交通機関では乗換や待ち時間が多く、アクセスに時間を要します。しかし、車を利用すれば、拠点から約40分〜1時間程度で快適にアクセスが可能です。宮ヶ瀬湖周辺には公共交通機関の便が少ないため、カーシェアやレンタカーを利用することで、よりスムーズに、自由に各スポットを巡ることができます。
駐車場情報
宮ヶ瀬湖周辺には、主要な観光スポットごとに複数の駐車場が整備されています。
- 宮ヶ瀬湖畔園地（水の郷）周辺: 複数の大規模駐車場があります。普通車 約1,000台以上の収容能力があります。料金は一日500円程度が一般的です。週末や行楽シーズンは混雑しますが、収容台数が多いため満車で入れない事態は比較的少ない傾向にあります。
- 宮ヶ瀬ダム周辺: 宮ヶ瀬ダム水とエネルギー館周辺や、あいかわ公園周辺にも駐車場があります。水の郷周辺と料金は同様で、一日500円程度です。
- 鳥居原ふれあいの館周辺: こちらも駐車場が完備されています。料金は一日300円程度とやや安価です。
全体的に駐車場は多く、料金も一日利用で数百円程度とリーズナブルです。ただし、紅葉の時期など特定のピーク時には早めの到着が推奨されます。
宮ヶ瀬湖の主な見どころと楽しみ方
宮ヶ瀬湖周辺には、ダム、湖畔、自然公園など、多様な見どころがあります。
- 宮ヶ瀬ダム: 高さ156mを誇る重力式コンクリートダムです。特に、週末や夏休みなどに実施される観光放流は圧巻です。毎秒30トンもの水が放出される様子は迫力満点で見ごたえがあります。ダム直下へは、インクライン（ケーブルカーのようなもの）またはエレベーターでアクセスできます。ダムの上からは広大な湖の景色を一望できます。
- 宮ヶ瀬湖畔園地（水の郷）: 湖畔に整備されたエリアで、広々とした芝生広場や遊具、レストラン、売店などがあります。湖畔を散策したり、ベンチに座って景色を眺めたりと、ゆったり過ごすのに適しています。遊覧船の発着所もあり、湖上からの景観を楽しむことも可能です。
- やまびこ大橋: 宮ヶ瀬湖畔園地と鳥居原地区を結ぶ大きな吊り橋です。全長310m、高さは水面から約60mあり、橋上からは宮ヶ瀬湖や周囲の山々の雄大な景色を楽しむことができます。SNS映えする写真スポットとしても人気です。橋を渡る際には、少し揺れを感じるかもしれません。
- 鳥居原ふれあいの館: やまびこ大橋を渡った先にある施設で、地元の特産品販売所やレストランがあります。休憩地点として利用できます。
- あいかわ公園: 宮ヶ瀬ダムのふもとにある広大な公園です。自然の中での遊び場が充実しており、家族連れにも人気ですが、ダムの景観を楽しむスポットとしても優れています。公園内からダムの大きさを実感できます。
SNS映えスポット
- 宮ヶ瀬ダムの観光放流: 実施時間に合わせて訪れれば、迫力ある瞬間を写真や動画に収めることができます。ダム直下からの見上げアングルがおすすめです。
- やまびこ大橋: 吊り橋自体を背景にした写真や、橋の上から撮影する湖と山々の景色は絶景です。橋の中央付近からの撮影がおすすめです。
- 宮ヶ瀬湖畔園地からの湖の眺め: 湖面に反射する光や、対岸の山々を背景にした写真は穏やかな雰囲気を演出できます。
半日〜1日満喫！宮ヶ瀬湖モデルコース例
カーシェアやレンタカーを利用して、効率よく宮ヶ瀬湖を巡るモデルコースの一例をご紹介します。
- 【午前】 カーシェアステーション/レンタカー店舗出発 → 宮ヶ瀬湖畔園地（水の郷）駐車場に駐車（約1時間〜1時間半移動）。湖畔を散策し、お土産店やレストランなどをチェック。
- 【昼頃】 やまびこ大橋を渡り、鳥居原ふれあいの館へ（徒歩移動、往復約40分〜1時間）。橋からの景色を楽しみ、鳥居原ふれあいの館で休憩や軽食。
- 【午後】 車で宮ヶ瀬ダム方面へ移動（約10分）。宮ヶ瀬ダムに到着後、ダムの上からの景色を楽しみ、インクラインを利用してダム下へ移動（往復約30分〜1時間）。観光放流の時間に合わせて訪れる場合は、放流を見学。
- 【夕方】 ダム見学後、車で帰路へ。または、あいかわ公園に立ち寄り、自然の中を少し散策（約1時間）。
- 【夕食前】 カーシェアステーション/レンタカー店舗に車両を返却。
このコースであれば、移動時間を含めても約6〜8時間程度で無理なく宮ヶ瀬湖の主要な見どころを巡ることができます。各スポットでの滞在時間や移動時間は調整可能です。
週末ドライブの費用感
宮ヶ瀬湖への週末ドライブにかかるおおよその費用を試算します。カーシェアを週末の8時間利用、またはレンタカーを1日利用した場合を想定します。
- カーシェア/レンタカー代: 8時間利用の場合、時間料金は約4,000円〜6,000円程度（クラスやサービスによる）。走行距離が100km程度と仮定すると、距離料金（ガソリン代込み）が約1,500円〜2,500円程度。合計で約5,500円〜8,500円程度が見込まれます。レンタカーを1日利用（〜12時間）の場合は、基本料金が6,000円〜10,000円程度＋ガソリン代実費（走行距離に応じて）となります。
- 高速道路料金: 都心からの往復で、利用ルートにもよりますが、ETC割引適用で約3,000円〜4,000円程度が見込まれます。
- 駐車場代: 1日利用で約500円程度です。
- 施設利用料: インクライン往復 大人300円。遊覧船 大人1,000円程度（利用する場合）。
- 食事・その他: 昼食代や飲み物、お土産代など、約2,000円〜3,000円程度を見込むと良いでしょう。
これらの合計費用は、カーシェア・高速道路利用で、施設利用料を最小限にした場合、おおよそ11,000円〜16,000円程度が目安となります。複数名で訪れる場合は、交通費などを割り勘にすることで一人当たりの費用を抑えることができます。
訪れる際の注意点
- 観光放流: 宮ヶ瀬ダムの観光放流は実施日時が限定されています。事前に公式サイトなどで確認し、計画を立てて訪れることを推奨します。
- 季節ごとの景観: 新緑の春、緑豊かな夏、紅葉の秋と、季節ごとに異なる美しい景観を楽しめます。特に紅葉の時期（例年11月下旬頃）は多くの観光客で賑わいます。
- 服装: 湖畔やダム周辺は整備されていますが、散策路を歩くため、歩きやすい靴は必須です。山間部に位置するため、平地よりも気温が低い場合があります。特に冬場や朝夕は冷え込むため、一枚羽織るものがあると良いでしょう。夏場は虫除け対策も必要です。
- 飲食施設: 宮ヶ瀬湖畔園地（水の郷）や鳥居原ふれあいの館にレストランや売店があります。ダム周辺にも売店はありますが、種類は限られます。お弁当や飲み物を持参して、湖畔でピクニックを楽しむのも良いでしょう。
- 自然保護: 自然環境を維持するため、ゴミは必ず持ち帰る、植物や生き物を採取しないなど、マナーを守りましょう。
まとめ
宮ヶ瀬湖は、都心から車で約1時間半というアクセス性の良さにも関わらず、雄大なダム、美しい湖の景観、そして迫力ある吊り橋など、多様な自然の魅力が凝縮されたスポットです。カーシェアやレンタカーを活用すれば、公共交通機関ではアクセスしにくい場所へも手軽に訪れることができ、限られた時間でも充実した一日を過ごすことが可能です。週末に少し足を延ばして、宮ヶ瀬湖でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。